富士企画書籍 第9弾 !!!

成功事例から学ぶ!不動産投資 “1棟目” の買い方

成功は1パターンではない!「明日やろう」はバカ野郎!

弊社新川代表の新刊9冊目
「7月3日」に発売 !!

単行本 ¥1,870(税込)

はじめに

著者の新川忠義

 本書は、私にとって9冊目となる著書です。
 不動産売買の最前線を走り続けて20年。そんな私の経験を出し惜しみなく書き綴り、不動産投資初心者の方に向けて様々な「1棟目の買い方」をご紹介していきます。
 不動産投資の手法は複数あり、それぞれメリットとデメリットがありますが、皆さんには自分に合った手法を見つけて不動産投資への第一歩を踏み出してほしいと思います。
 なぜなら、不動産投資はこうした本で基礎知識をつけていただくのも大事ですが、実際に経験しないとわからないことがたくさん出てくるからです。
 私がお話している内容を含め、誰かのケースが完全に当てはまることはありません。年齢や職業などの属性、資産背景、家族構造、性格・・・住んでいる場所も一人一人異なるので、人によって最適な投資法も変わります。ですから「これが絶対に正しい!」というやり方はないのです。
 第1章の最後でご紹介する、今では投資家さんとして著名な3名の方々も、サラリーマンを兼業しながら不動産投資をスタートして、成功や失敗を経験されています。そして、努力の末に10年以上もの長期間を無事安泰(大きな収益を得られて)で過ごされているのです。
 よくありがちなのは、初心者が自分と周りを見比べて、自信を失い傷つくことです。
 どうして比較をしてしまうのかと言えば、不動産が異質な事業だと思われているからではないでしょうか?
 サラリーマンが不動産投資を行うときも会社に隠さなければいけなかったり、気楽に友達へ相談できなかったりするので、どうしても不動産投資を行う仲間同士だけで話をする機会が多くなります。
 その結果、いろいろな情報が入ってきます。
 誰かが真新しい投資法を始めると「これはすごい!」とやってみたくなり、誰かが言った投資法に対して「これもすごい!」と飛びついてしまうのです。
 しかし、他人の意見を参考にするのもほどほどにしておかないと、いったい何が正解なのかわからなくなり、いつまで経っても買えない状況に陥りがちです。
 その挙げ句、「なぜ私はうまくいかないのだろう?」と悩んでしまい、自分のスタンスを貫くのが難しくなってくるのです。
 ただ、どんな投資方法であれ、やらないよりはやったほうがよく、小さくても始めるほうがいいでしょう。特に、不動産投資は致命的な失敗さえしなければ何度でもやり直しがききます。
 株や怪しげな投資案件とは違い、不動産は現物があります。そして、よほど辺鄙な場所でもないかぎり価値がゼロになりません。
「今ひとつだな・・・」と期待していない物件でも、家賃を下げれば入居者は付きますし、価格を下げれば売り抜くこともできます。
 実は成功している投資家さんも、最初から順風満帆だったわけではありません。「最初の物件は、今なら絶対に購入しなかった」という声をよく聞きます。
 それでも成功している理由は、最初の失敗を失敗と認め、その先に進んでいったからです。いくつも物件を買っていくと、1〜2割くらいは冴えない物件が出てくるものです。こういう物件は入れ替えて進んでいくしかありません。
 こうした失敗があったとしても、前に進んでいけば物件の目利き力が上がるし、リフォームの相場も徐々に把握できます。
 やがては自分の得意な投資法も見つかるでしょう。それが武器となり、失敗を容易にカバーできる賃貸経営が実現できるのです。
 執筆現在、日経平均株価が史上初めて4万円台の大台を突破、バブルの最高値を更新しました。この株高を加速させているのは、今年から始まった新NISAの影響が大きいと言われています。
 これまでのNISAでは「一般NISA」は最長5年、「つみたてNISA」で最長20年と、非課税保有期間が決められていました。
 そのため保有期間終了時には投資資産を売却する、または課税口座に移管するかを決める必要もありましたが、新NISAでは非課税保有期間が無期限になりました。これにより期間を気にすることなく運用できるため、この機会に始める方が激増したようです。
 一方、「不動産投資で資産運用をしたい!」「個人年金をつくりたい!」という方もとても増えています。
 そのため、コロナ過の縮小ムードで下落するのではないかと予測された不動産価格はむしろ上昇に転じています。
 コロナ禍が過ぎた今は、一般的な住居系不動産投資だけでなく、インバウンド需要が戻り収益物件を借りて民泊を行う人、購入した物件を民泊として運営したい人も増えています。
 つまり、現在の市況は、誰もが欲しがる理想的な物件を簡単に買えるような状況ではありません。
 そこで、「どうやったら不動産投資を始められるか」の答えを出すために本書を執筆しました。
 本書の特徴は、類書にない「リアルな売買現場」から、本当の成功手法を考察する内容になっている点です。
 特に第1章では、不動産投資の書籍やセミナーで常識とされている事柄と、実際の現場での状況を比較・検証しているので驚かれる方も多いかと思います。
 また、1章のコラム「常識破りのやり方」で成功された不動産投資家さんの紹介をしていますので、こちらも刮目してください。
 もちろん、初心者の方のために不動産投資のステップも掲載しています。
 第2章で不動産投資の流れ、第3章では不動産融資のイロハと、必ず知っておきたい基本的な内容を書かせていただきました。
 そして第4章からは、戸建て投資、中古区分マンション、一棟アパート・マンションなど、物件種別ごとにノウハウを記載しました。そのすべてに、これまで私や私の経営する会社が関わった5000件以上の不動産売買の中でも、わかりやすい成功事例を紹介しています。
 それも高い能力のある投資家さんの手によって生み出された超高利回り物件ではなく、やる気さえあれば購入できる現実的な物件ばかりです。
 収益物件の売買に携わって20年以上が経ち、投資ノウハウもかなり増えてきました。しかし、根っこの部分は20年間同じです。
 成功ポイント、失敗しないために気を付けるポイントも、何一つ変わってはいません。
 しかし初心者の方は、溢れる情報や時代ごとに進化するノウハウに翻弄されることも多いでしょう。
 なかなか投資物件を買えない方や不安な方は、少し視点を変えてみてください。
不動産投資には、まだまだ多くの種別、融資の受け方、買い方、リスクヘッジの手法があります。
 本書が、そんな皆さんの最初の一歩を踏み出すきっかけになればと願っています。

新川 忠義

弊社新川代表の新刊9冊目
「7月3日」に発売 !!

単行本 ¥1,870(税込)

目次内容

はじめに

第1章〝不動産投資成功〟パターンはひとつじゃない!
   ~「100点満点」にこだわるほど買えなくなる~

  • 利回りにとらわれるな!
  • 物件の大小にとらわれるな!
  • 立地にとらわれるな!
  • 築年数にとらわれるな!
  • 融資額(金利)にとらわれるな!
  • 新川義忠が購入&運営する「型破り」不動産投資事例!

─ 1章コラム ─
10年超え成功者たちから聞いた!
「1棟目を買った思い出と長く安定的に続けられたコツ」

  • 年収400万円からFIRE! DIYで高利回りに仕上げた戸建て 松田 淳 さん
  • 区分マンションをコツコツと60室! 還暦まで働き給料を得続ける、現金投資術 芦沢 晃 さん
  • 属性を活かして融資で買い増す! 地方高利回りの築古アパートで規模拡大 中島 亮 さん

第2章 1棟目で成功するための「5つ」のステップ

  • ステップ1 ゴール設定
  • ステップ2 物件探し
  • ステップ3 問合わせ
  • ステップ4 物件調査~買付
  • ステップ5 契約・決済

第3章 長く成功するための「1棟目での融資」の受け方

  • Q 不動産投資を進めていく時、融資を使ったほうがよいですか?
  • Q どんな銀行で、どのような融資が受けられますか?
  • Q 効率よく融資を受けるには、どのような種類の金融機関から当たればよいですか?
  • Q 金融機関の開拓方法を教えてください。
  • Q 自己資金はいくら必要ですか?
  • Q 適正なローン返済比率はどれくらいですか?
  • Q 借換え・金利交渉のタイミングは?

第4章 現金中心ではじめるなら「戸建て」投資

  • 戸建の特徴はハードルの低さ
  • 戸建て投資のメリット
  • デメリットは修繕費とスピード
  • 修繕費を見込んで購入する
  • 家賃相場は平均値ではなく物件個別
    【戸建て購入事例①】積算評価と利回りを両立する戸建てを購入
    【戸建て購入事例②】300万円で利回り20%のオーナーチェンジ戸建て

第5章 意外と選択肢が多い「区分マンション」投資

  • 区分マンションの特徴は種類の多さ
  • 区分マンションのメリット
  • デメリットは空室でもコストがかかること
  • 節税目的で購入していいのか
  • 自己資金500万円で初めてのワンルーム区分投資
  • 金額・利回り・立地で決めたワンルームマンション

第6章 融資が使えるなら一棟物件(アパート・マンション)投資

  • 一棟物件の特徴 …… 151
  • 一番のメリットはレバレッジのかけやすさ
  • デメリットは修繕費
  • 一棟物件の選び方
    【一棟物件購入事例①】節税効果の高い高利回りアパート
    【一棟物件購入事例②】地元信金を使って20世帯の大規模マンションを購入した中堅投資家さん

第7章 先を考えて「出口戦略(売却)」も知っておこう

  • 不動産投資では「出口」も大事!
  • 物件種別ごとの出口戦略
  • 売却のタイミングを見極める
  • 売却は売却依頼から
  • 売却価格の決定
    「契約不適合責任」に注意!
  • 売却では広告を使った周知が大事
    【戸建ての売却事例】築50年の戸建てで売却益が460万円!
    【区分マンションの売却事例】自己使用のマンションを好条件で売却
    【一棟物件の売却事例】築30年でもフルローンがついて満額売却に!

おわりに

著者略歴

新川 義忠(しんかわ よしただ)

株式会社クリスティ代表取締役、富士企画株式会社代表取締役。
1972年、福岡県生まれ。不動産投資専門会社でトップ営業マンとして実績を挙げた後、2012年に独立、東京・四谷に富士企画(株)を設立。2016年より老舗不動産会社である株式会社クリスティの代表を兼任。サラリーマンから地主さん、プロ投資家まで様々な案件にて、現在までに約5000件の物件売買に関わる。「投資家目線でのアドバイス」「すぐには売らないスタイル」の人柄が信頼を呼び、著名大家さんも含めファンが多い。その手腕が話題となり、日本テレビ、TBSなどの人気番組への出演、FMラジオレギュラー番組ほか、メディアからの取材実績多数。
著書に『不動産投資を始めて“ワクワク人生”を歩もう!』『初心者でも「高く」「早く」売る!不動産売却“成功”への道しるべ』(共にごま書房新社)、『万年赤字物件を驚異の高値で売る方法』(幻冬舎)など累計9作。趣味はサーフィン(「シティウェーブ」世界ランキング入り達成)、滝行、社内や自己物件のDIYほか幅広い。
●Facebook【新川義忠】 http://www.facebook.com/yoshitada.shinkawa
●株式会社クリスティホームページ https://www.christy.co.jp/
●富士企画株式会社ホームページ https://www.fuji-plan.net/
●新川義忠インスタグラム @surfrider.yoshio